歯茎や舌のケアも忘れずに!気をつけたい6つの口腔トラブル【働く30代が知っておくべき歯のすべて】
【唾液】唾液が減ると、虫歯や歯周病のリスクがアップ
唾液には口の中を潤す、細菌や汚れを洗い流す、口内の酸を中和する、歯や粘膜を修復する、殺菌・消化を助けるなど多くの作用がある。最近、長かったマスク生活の影響などで口呼吸になっている人が多数。“ぽかん口”は唾液が不足し虫歯や歯周病のリスクがアップ。唾液を増やすには口呼吸でなく鼻呼吸にし、口をよく動かすことが大事。また、耳の前側、あごの骨の内側、あご先の真下を指で押すと唾液腺が刺激されて分泌量が増える。
【口内フローラ】正しいオーラルケアで口内の悪玉菌を減らして
腸内に生息する細菌叢を「腸内フローラ」と呼ぶように、口内にも無数の細菌が生息し、それを「口内フローラ」と呼ぶ。口内細菌は、よい働きをする善玉菌、虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌、どちらにも変わる日和見菌に分かれる。口内の善玉菌を増やすサプリなどもあるが、オーラルケアをきちんとしていないと結局悪玉菌が増えるので、正しいケアで磨き残しをなくすことが口内環境を整える最善策。 イラスト/澤村花菜 取材・原文/和田美穂 ※BAILA2024年6月号掲載