タクシー仕様のトヨタ クラウン セダン|妻を助手席に乗せていると「あのお客さん、なんで後ろじゃないの?」という顔をされます【文化系男子のファミリーカー選び】
UOMO世代の大人は、実際にファミリーカーをどう選び、乗っているのか。結論から言えば、とにかく自由であることがわかった。そして、家族みんながそのクルマ選びに賛同していることが何より素敵だ。子どもたちと、妻と、愛犬と。58組の「家族とクルマの関係」をお届けする。 【写真】トヨタ、メルセデスベンツ、BMW…「文化系男子のファミリーカー選び」の画像をもっと見る
妻を助手席に乗せていると「あのお客さん、なんで後ろじゃないの?」 という顔をされます(笑)。
街中で間違いなく手を上げるタクシー“仕様”のクラウン。よく見ると「自家用」とある。タクシーをこよなく愛する髙桑さん渾身のファミリーカーだ。 「18歳のときからタクシーマニアなんです。屋根の行燈やメーターのパーツもウン十個と持っていて、今日お見せするのはほんの一部…(笑)」 こんな夫に奥様はドン引きと思いきや。 「実は私から彼にすすめたんです。リアルなタクシーが家にあったら夢かなうじゃん!って(笑)。私も気に入ってます」 塗装はこの色をまとう某タクシー会社の工場で塗られた折り紙付き。これ一台で愛犬のトイプードルを連れて出かけたり、関東近郊のサウナにも行く。寛大な奥様の理解のもとにクルマ選びが成り立っていることを示す、象徴的な一台だ。
旧型のメーターに行燈の形をした卓上ライター、某社の安全ヘルメットなど、マニアックなグッズが並ぶ。
本物と同じくメーターや名札が備わる車内。「架空のタクシー会社のレシートが出るようになっています」。一方でシートカバーはつけずモダンに。