外国ルーツのこどもたちが急増 学校が休みで日本語に触れる機会激減 その先の懸念
■外国ルーツのこどもたちへの支援は見つかりにくい
「夏休みの宿題に困っている外国人のこどもたち。両親が日本語が得意でない場合、こどもたちはどこで助けを得るのか?」。そんな疑問を解消しようと、インターネットで英語やひらがなで検索を試みたものの、ほとんど見つけることはできなかったのがこの記事のきっかけだ。 夏休みの勉強支援一つとっても、外国にルーツを持つ人たちが情報収集しやすい環境になっているとは言えないと、今回感じた。こどもも含めて、日本での生活がなるべくストレスの少ない、楽しく充実したものとなるよう、整備すべきことは山積みだ。 学校や自治体、NPOなどの取り組みは広がりつつあるが、まずは先行して展開されている好事例を広く活用できるよう、国や都道府県にはリーダーシップをとってほしい。 そして、私たち一人ひとりも、ともに日本に暮らす外国人の人たちが情報迷子とならないよう関心を持つことが大切だ。