岡山県で観光バス横転11人負傷、ハンドル操作誤ったか…自動車道通行止めで県道など走行
9日午前9時45分頃、岡山県真庭市の市道で、乗客・乗員45人が乗った観光バスが横転した。乗客の60歳代女性が左腕を骨折する重傷、50~70歳代の男女10人が軽傷とみられる。県警真庭署は運転手の男性(65)(広島市)がハンドル操作を誤ったとみて、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で調べる。
発表によると、現場は幅2・6メートルの直線道路で、当時、雪が約10センチ積もっていた。乗っていたのは岡山と島根、広島を巡るツアー客で、8日に東京駅から新幹線で岡山駅に向かい、9日午前8時に岡山県美作市をバスで出発し、島根県安来市に向かう途中だった。
ツアーを企画した旅行大手「クラブツーリズム」(東京)とバス会社の親会社「防長交通」(山口県)は9日午後、東京都内で記者会見を開いた。バスは米子自動車道が通行止めだったため県道などを走行中で、後輪が少し滑ってバランスを崩し、横転したという。
バス会社「防長観光バス」(同)によると、冬用タイヤを装着しており、出発前の点検で問題はなかったという。