【フェアリーS】ジャルディニエ、余力十分に同入 初コンビの斎藤「乗り味が良く、ポテンシャルを感じます」と好感触
◇9日 フェアリーS追い切り(栗東トレセン) 関西馬唯一の2勝馬ジャルディニエは、初コンビの斎藤を背に栗東Pで追われ、6F82秒2―38秒3―11秒4を計時した。ハイランドリンクス(5歳2勝クラス)を大きく追走し、直線で馬なりのまま内から並びかけると、最後まで余力十分に同入した。 2週続けて感触を確かめた鞍上は「乗り味が良く、ポテンシャルを感じます。状態はいいと思います」と好感触を伝える。その上で「気難しいと聞いていましたが、厩舎がうまくメンタルケアをしてくれているおかげで精神面の安定を感じます。この雰囲気のまま競馬にいければ」と話した。 前走の阪神JFはスタート直後の不利なども響いて10着に敗れたが、2走前には今回と同舞台のアスター賞を上がり3F最速の末脚で完勝。関西馬だが中山マイルの適性を証明済みなのは大きな強みだ。 奥村豊師は「(斎藤)ジョッキーが騎乗した2週は気難しい面を見せていないですし、すごく手が合っているのかもしれないですね。状態は何も気にするところがないですし、とにかく競馬当日に気難しい面を出さなければ」と課題に挙げつつも巻き返しを願った。
中日スポーツ