「これは想定外!」「失敗した…」学童クラブ、入ってビックリ!ママたちの声
いろいろある学童クラブの種類を知っておこう
――学童選びをする際に、まず知っておきたいことはなんでしょうか。両立支援を行う曽山恵理子さんに、ポイントをお聞きしました。 「いつも忙しい保護者のみなさんが、親子で『小学校』という新しい環境に身を置くことになり、その準備だけで疲弊しそうなお気持ち、よくわかります。そんな中、学童クラブはみなさんの子育ての強い味方になってくれるはずです。 学童クラブ(制度上の正式名称は「放課後児童クラブ」)には運営形態により、いくつかの種類があります。入学前に、その違いを把握しておくことが大切です。 簡単に説明しましょう ■公的機関(自治体等)が運営を行う【公立学童クラブ】 公立認可保育園のように、職員の先生方は自治体職員(公務員)となります。 ベテランの先生が多く、子どもへの接し方も保護者への対応も心得ていて信頼感は高いと思われますが、個別の要望などは運営上融通がききにくい場合もあるようです。 また、民営化が計画されている場合、先生の入れ替わりで子どもたちの混乱を招く可能性もあります。 学校内に施設があることもあれば、地域の児童館や子育て支援センターに併設している施設も。 ■公的機関が設置し、民間機関(NPOや株式会社、保護者団体等)が運営を行う【私立学童クラブ】 「私立認可保育園のように、運営事業者ごとに運営方針や利用料金が違いますが、運営に自治体からの補助が出ているので民設民営よりは利用料金が安価にすむことが多いようです。 運営方針に特色があることが多く、英語や体操プログラムなど習い事をオプションとして選択できるところもあります。 学校内に施設があることもあれば、保育園や幼稚園に併設している施設もあります。 ■民間機関が補助を受けずに運営を行う【民間学童・放課後プリスクール】 「学習塾や習い事スクールの延長線のようなもので、厳密には国の制度としての【放課後児童クラブ】ではないことが多く見受けられます。 預かり時間やプログラムが充実していることも多く、その分、利用料金が高額になることが多いようです」(曽山恵理子さん)