ティモシー・シャラメ主演のボブ・ディラン伝記映画、クリスマス全米公開
ジェームズ・マンゴールドが監督、ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じる伝記映画「A Complete Unknown(原題)」が、12月25日から全米公開されることがわかった。 米サーチライト・ピクチャーズ配給「A Complete Unknown(原題)」は1965年7月、野外フェスの先駆けとして有名な「ニューポート・フォーク・フェスティバル」でフォークミュージック界の旗手としてトリを務める若きディラン(シャラメ)が、フォーク=アコースティックギターという当時の常識を覆すようにエレキギターを携えて登場し、のちに“ロックが誕生した瞬間”と呼ばれる伝説的なステージをみせカウンターカルチャーの風雲児へと進化していく姿を描く。 シャラメのほかに、「トップガン マーヴェリック」で注目を集めたモニカ・バルバロが女性シンガーソングライターの第一人者としてフォーク界に多大な足跡を残したジョーン・バエズ役で出演。エル・ファニングがディランが60年代前半に愛した大学生でアーティストのシルビー・ルッソ役、エドワード・ノートンがフォーク歌手のピート・シーガー役、ボイド・ホルブルックがカントリー歌手のジョニー・キャッシュ役を演じている。 マンゴールドとジェイ・コックス(「沈黙 サイレンス」「ギャング・オブ・ニューヨーク」)が、イライジャ・ワルド著「Dylan Goes Electric(原題)」をもとに共同で脚本を執筆。米バラエティによれば、ディラン本人もマンゴールド監督と会い、脚本にいくつかアドバイスしたという。「A Complete Unknown(原題)」は、マンゴールド、シャラメ、フレッド・バーガー(「ラ・ラ・ランド」)、ピーター・ジェイセン(「華氏451」)、アラン・ガスマー、ボブ・ブックマン、ディランの長年のマネージャーであるジェフ・ローゼンがプロデュースしている。