補強ド下手くそ!? リバプール歴代大損移籍6選。高く買ったのに…。活躍できず安値で売却せざるを得なかったのは?
世界屈指のビッグクラブであるリバプールは、過去に数多くの大物選手を獲得してきた。もちろんその中には大成し、チームに欠かせない選手たちもいるが、一方で期待に応えられず、獲得時を大きく下回る金額で売却せざるを得ない選手たちもいた。今回は、クラブ史に残る大損移籍をピックアップして紹介する。
ナビ・ケイタ(ギニア代表)
生年月日:1995年2月10日 獲得額:6000万ユーロ(約96億円) 放出額:1200万ユーロ(約19.2億円) 差額:4800万ユーロ(約76.8億円) 2018年、リバプールにやってきた待望の「8番」は、本領を発揮することが出来ないままマージ―サイドを離れることになった。 ギニア出身のナビ・ケイタはプロデビュー2年目でRBザルツブルクへ加入すると、15/16シーズンにリーグ戦12ゴール8アシストを記録。翌シーズンからプレーしたRBライプツィヒでも攻守に動き回るボックストゥボックスとして、ブンデスリーガ屈指のMFとなった。 リバプールはそんなナビ・ケイタに目をつけ、2018年に当時のクラブレコードとなる6000万ユーロ(約96億円)で契約した。入団会見ではクラブの英雄であるジェラードから「背番号8」を渡され、ファンの期待も相当高かったはずだ。 しかし、リバプールで過ごした5シーズンで求められた活躍はほとんどできなかったといっていいだろう。細かい怪我が続いたことで序列が下がり、18/19シーズンのリーグ戦を1395分のみの出場時間で終えると、この数字を後の4シーズンで越すことは出来ず。22/23シーズン終了後にリバプールを退団した。同シーズンに獲得したアリソンやファビーニョが大活躍を収めていることも相まって、ナビ・ケイタと結んだ契約がより一層クラブに影を落としている。
アンディ・キャロル(元イングランド代表)
生年月日:1989年1月6日 獲得額:4100万ユーロ(約65.6億円) 放出額:1750万ユーロ(約28億円) 差額:2350万ユーロ(約37.6円) ニューカッスルでトップチームデビューを果たしたアンディ・キャロルは、チャンピオンシップ時代の09/10シーズンに17ゴール12アシストを記録し覚醒。プレミアリーグに昇格した翌シーズンもシーズン前半戦で2桁得点を記録し、イングランド待望の国産若手ストライカーとして期待された。 そんなキャロルは2011年冬にリバプールへと加入する。当時のリバプールは、同時期の移籍市場でフェルナンド・トーレスを放出しており、「絶対的エース」の看板を193cmの巨漢FWへと渡す決断をした。キャロルへの期待は移籍金にも表れており、当時イギリス人史上最高額の4100万ユーロ(約65億6000万円)となっている。 しかし、大きな期待を受けた同選手だったが、なんとも期待外れな結果に終わる。11/12シーズンはリーグ戦35試合に出場したが、4ゴール3アシストと不発。すると監督がブレンダン・ロジャースに変わった翌シーズン開幕直後にウェストハムへとローン移籍となり、13/14シーズンに獲得した額の半分以下である1750万ユーロ(約28億円)のみを残して、リバプールを退団してしまった。 キャロルと同じく、2011年冬にはルイス・スアレスもリバプールに加入していた。こちらの移籍金は2650万ユーロ(約42.4億)であり、後の大活躍やバルセロナの移籍金を考えても大成功だった。なおさらキャロルの失敗が目立つ結果となってしまっている。