補強ド下手くそ!? リバプール歴代大損移籍6選。高く買ったのに…。活躍できず安値で売却せざるを得なかったのは?
ラザル・マルコビッチ(元セルビア代表)
生年月日:1994年3月2日 獲得額:2500万ユーロ(約40億円) 放出額:フリー 差額:2500万ユーロ(約40億円) 鳴り物入りでリバプールに加入したラザル・マルコビッチは、大きな爪痕を残すことが出来ないままフェードアウトしていった選手の1人だ。 17歳でセルビア代表デビューを果たしたマルコビッチは、パルチザンからベンフィカへと移籍。移籍1年目の13/14シーズンにリーグ戦26試合5ゴール5アシストと安定した活躍を見せると、このシーズンオフにリバプールから声がかかり、20歳でアンフィールドの地に降り立つこととなった。 傑出した才能を持ったウインガーとしてリバプールにやってきたマルコビッチだったが、初年度から苦しむことになる。14/15シーズンに左右のWBやウイング、攻撃的な中盤と様々なポジションでプレーしたが、チームの戦術になかなかフィットせず、2015年にフェネルバフチェにレンタル移籍。その後もリバプールでの出場がないままレンタル移籍を繰り返し、2019年にフラムへ完全移籍し、ようやくリバプールに別れを告げた。 移籍金2500万ユーロ(約40億円)というビッグディールだったが、リーグ戦の出場は1年目の19試合のみ。ポルトガルリーグで1年のみ活躍した20歳に交わすには大きすぎる移籍金だったかもしれない。
マリオ・バロテッリ(元イタリア代表)
生年月日:1990年8月12日 獲得額:2000万ユーロ(約32億円) 放出額:フリー 差額:2000万ユーロ(約32億円) リバプールで見せたマリオ・バロテッリの姿は、マンチェスター・シティで見せたそれとは全く異なるものだった。 バロテッリは10代のころからインテルで頭角を現し、10/11シーズンからシティでプレー。ピッチ内外での破天荒な行動でたびたび周囲を騒がせていたが、その実力は本物で、11/12シーズンはリーグ戦13ゴールを記録し、クラブを初のリーグ優勝に導いている。 その後、12/13シーズン途中に移籍したACミランでエースとして活躍していたバロテッリは、2014年夏にリバプールへと加入する。ルイス・スアレスという大エースを放出した当時のリバプールは、バロテッリにスアレスと肩を並べるほどのストライカーとしての活躍を求めていただろう。 しかし、移籍後の同選手は全くいいプレーを見せることが出来なかった。リーグ戦で記録したのはわずか1ゴール。ブレンダン・ロジャース監督との関係も最悪で、バロテッリはミラー紙を通じて「ロジャースは今までで最悪の監督だった」と言及している。 14/15シーズンが終わると、バロテッリは古巣ミランへとレンタル移籍。1年間のレンタル期間が終わり一時リバプールに復帰したが、ユルゲン・クロップ監督は彼を構想外に。シーズンオフにニースへとフリーで退団することとなった。