【プレシーズンマッチ】ブレイブルーパスvsイーグルス、開幕戦同カードの対戦は僅差で決着
シャノン・フリゼルはこの日、ブレイブルーパスでは初めてLOとしてプレーした。これはワーナー・ディアンズの出場停止と、このポジションの選手の故障などが重なったことによるもの。トッド・ブラックアダーHCは「基本的には6番でチームトップの選手と考えているので、(LOとしての起用は)チーム事情を見ながらになる」と話した。 タスマンやハイランダーズでもLOとしてプレーしたことのあるフリゼル本人は、「イーグルスとの試合で、特に戦わなければいけないミドルのエリアで、タイトファイブのジャージを着てプレーができたことは、すごくいい経験になりました」と振り返り、「体を当てるのが一番好きなので、そこができたのは良かった。今日60分間、試合に出られたので、100パーセント準備ができたと言って大丈夫。開幕戦は完璧な状態で迎えられると思う。試合をするのが楽しみです」と充実の表情だった。 トッド・ブラックアダーHCは、「スクラムはもちろん、キッキングゲームのマネージメント、あとはボールを持っているところで不必要なミスを犯してしまった部分がありましたが、全体を通してすごくポジティブな学びが見つかったと捉えています」と試合を振り返った。 プレシーズンを通じて若手選手たちを積極的に起用し、彼らが成長したことにも大きな手応えを感じている。この日の後半、FW、BKともに若手中心に入れ替わってからも、粘りのディフェンスから攻撃へと転じ、1トライを奪った。「プレシーズンを通していい形で積み上げてくることができました。今日も若手選手を中心に後半にいい戦いができていた。これが選手層の厚みにつながっていきます」。 シーズン開幕後も、プレシーズンと同じように一戦一戦に集中し積み上げていく。「最終的な結果として、優勝につながったらそれはもちろんうれしい。けれど、まずは目の前の1週間と向き合っていくことを考えています」。 東芝ブレイブルーパス東京と横浜キヤノンイーグルスによる開幕戦は12月22日(日)、神奈川の日産スタジアムで15時05分にキックオフ。どんな戦いが繰り広げられるのか、見逃せない一戦となる。