元日テレ尾崎里紗アナが語る、第1子出産時の苦労「母親としての基本作業さえできないことが悔しかった」
■ シッター代は仕事を続けるための「投資」 ――産後はいつからお仕事に復帰されましたか? 息子が10カ月のときに保育園に入れ、仕事に復帰しました。先輩方のアドバイスに従って、事前に病児保育ができるシッターサービスにも登録していたのですが、本当に初めのころは、風邪、突発性発疹、手足口病など立て続けに感染して。保育園から息子が熱を出したと連絡が来たら、すぐに翌日来られるシッターさんを血眼になって探す、という感じでしたね。入園から1年経って、最近は体調を崩すことも減ってきたので、登録しているシッターサービスも3つから2つに減らしました。 ――シッターサービスは共働き家庭にとっては頼りになる反面、費用も気になりますよね。 そうですね。1日あたりで計算すると私の収入を上回ることもあって、私自身、利用するたびに家計にも心にもズシンと響くものがありました。でもあるとき先輩ママから「シッター代は、あなたが仕事を続けるための投資だと思いなさい」と言われて、確かにそうだな、と。産休で仕事をしていない時期は「こういう生活もいいな」と思いましたが、仕事に戻ってみると、やっぱり私はアナウンサーの仕事が好きなんだと実感しましたね。仕事って、普段とは違うチャンネルの自分になれるような感覚があるんです。 ■足が腫れ上がり抱っこもできなかった ――これまでの子育てで、一番大変だったことはなんでしょうか? 産後、体調を崩したことです。いまだに原因は分からないのですが、息子を出産したあと、右の太ももが腫れ上ってしまって……。空気に触れるだけでもピリピリと痛んで、産後約1カ月は歩くことも困難でした。息子が目の前で泣いているのに、身をかがめて抱き上げるとか、寝かせてオムツを替えるとか、母親としての基本作業すらできないことが、とにかく悲しくて悔しかったです。夫や母、義理母のサポートには感謝しかないですね。 今の大変さは、当時とくらべればまだ大したことありませんが、今後はわかりませんね。1年後には「今が一番大変です!」ってなるかも(笑)。