大物感漂うショウヘイ MVP級の予感 勢いに乗る友道厩舎期待の2歳馬 30日・京都5Rで初陣
ジャパンCをドウデュースで制し、ますます勢いに乗る西の名門・友道厩舎。期待の2歳馬がまた一頭、ベールを脱ぐ。土曜京都5R(芝1800メートル)にスタンバイするショウヘイ(牡2歳、父サートゥルナーリア、母オーロトラジェ)だ。馬名の由来は“人名より”。早くもMVP級の大物感が漂っている。 友道師は「オルフェーヴルが入っている分、気性は激しいところもあるけれど、走りだしたら問題ないですね。動きはすごくいい。長くいい脚を使うタイプ」と高い素質を感じている。血統背景も魅力的で、伯母に15年のオークス&秋華賞を制したミッキークイーン、近親には23年エリザベス女王杯覇者のブレイディヴェーグと豪華な顔ぶれだ。 コンビを組むのは、世界の名手C・デムーロ。1週前追い切りにまたがり、コンタクトを取った。「(騎手の)感触は良かったです。追ってからの反応はいいし、テンションが上がることなく競馬に向かえれば」と目を細めるトレーナー。名前に負けじと、初戦からホームランをかっ飛ばす。(デイリースポーツ・小田穂乃実)