習近平氏、G20で欧州首脳と相次ぎ会談 トランプ氏の存在意識か
ブラジルのリオデジャネイロで開催中の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ、中国の習近平(シーチンピン)国家主席は19日までに、ドイツのショルツ首相など欧州3首脳と会談した。米国での政権交代を前に、欧州主要国との関係の安定化を図る狙いがありそうだ。 【写真】2024年11月19日、中国の習近平国家主席(右)と握手するドイツのショルツ首相=新華社 「世界第2位と3位の経済規模で重要な影響力を持つ大国として、中国とドイツは長期的かつ戦略的な観点からパートナーシップを強固なものにするべきだ」 中国外務省によると、習氏は19日のショルツ氏との会談でこう話し、関係強化を訴えた。さらに、欧州連合(EU)が決めた中国製電気自動車(EV)に対する追加関税について、中国は協議による解決を訴えており「ドイツが重要な役割を果たし続けることを望んでいる」と述べた。
朝日新聞社