元幼稚園教員のウクライナ女性兵士、ロシア軍ミサイルを撃墜する姿が話題
元幼稚園教員のウクライナ女性兵士が初めて投入された実戦でロシア軍のミサイルを撃墜したと伝えられ、話題になっている。 元幼稚園教員のウクライナ女性兵士、ロシア軍ミサイルを撃墜する姿が話題 18日(現地時間)のキーウポストなど現地メディアによると、ウクライナ西部空軍司令部はフェイスブックに、同部隊所属のナタリア・グラバーチュク兵士が携帯用地対空ミサイル(MANPADS)9K38イグラで飛んでくるロシア巡航ミサイルを撃墜する姿が入った映像を載せた。 映像の中でグラバーチュク兵士は建物の屋上とみられる場所で肩に携帯用防空システム発射台を担いで標的に照準している。標的が近づくと構えてミサイルを発射し、一発で撃墜に成功した。グラバーチュク兵士は自分でも驚いたように座り込んで口元に手をあてた。 そばで見守っていた同僚兵士が彼女に「ナターシャ、成功だ」と叫ぶ声も映像に入っていた。 グラバーチュク兵士は「敵のミサイルが目の前に見えて、感情と興奮を抑えて標的を狙った」とし「シミュレーターで数百回の訓練をした。最初の戦闘、最初の発射で目標物に命中した」と話した。 続いて「敵軍のミサイルに命中させてから感情があふれてきた。成功して本当にうれしい」とし「私たちの部隊には複数の女性兵士が所属している。私たちは戦争を終わらせるために可能なすべてのことをする」と語った。 ロシア軍はこの日、ミサイル120発とドローン90機を動員し、ウクライナの電力網を狙った大規模な空襲を行った。グラバーチュク兵士が撃墜した空対地巡航ミサイルのほか、弾道ミサイル、イラン製シャヘドドローンなど多様な武器が使用された。ウクライナ軍はこのうち144個を撃墜したが、一部の地域では数十人の死傷者が発生した。