広がり見せる伝統工芸の「後継者インターン」 岐阜の伝統工芸“漆塗師” 地元のこだわり捨て全国から後継者を募集 定員1人に50人が応募する想像以上の反響に驚き
工房での体験を終えた参加者たちは、ある女性の話を熱心に聞いていました。去年行われたインターンシップに参加し、東京から高山市へ移住した先輩、賀東さんです。大学を中退し、今年の春から高山市の伝統的工芸品である一位一刀彫(いちいいっとうぼり)の職人を目指し研修を受けています。 東京都出身 賀東楓さん: 「刃物使いとかまだまだなので。一気に上達しないので、コツコツめげずにがんばりたい」
賀東さんの話を聞いた参加者たちは、「やっていきたい気持ちが高まった」「さらに住んでみたいと思えて良かった」と話し、職人になりたいという思いがさらに強くなったようです。 伝統工芸をつないでいくため、広がりを見せる「後継者インターン」。今回のインターンシップを踏まえ、年内には4人のうち1人に内定が出され、来年春から本格的な研修が始まるということです。