⚽J1残留へ後がないジュビロ磐田 けが人や出場停止…危機的状況 16日の横浜M戦は「総力戦」
J1磐田は12日、ヤマハ大久保グラウンドで次戦16日ホームでの横浜M戦へ練習を再開した。前節G大阪に競り負け連敗を喫し降格圏18位に低迷、残留圏との勝ち点差は「5」。次戦敗れると、最短で30日のFC東京戦で4度目のJ2降格が決まる、もう後がない状況。横内監督は「けが人や出場停止がいて総力戦になる」と一戦必勝を強調した。
喫緊の課題はセットプレーの守備対応。前々節神戸戦、前節と2試合続けてフリーの選手に決められた。今季はゾーンとマンツーマンを併用し試行錯誤を続けるが、改善していない。指揮官は「相手によって変える。マリノスに対してベストを見つけたい」と話す。 守りの要となる3センターバックの一角、DFヒルは前節負傷し、この日は別メニュー調整。DF鈴木は次戦累積警告で出場停止と危機的状況。代役候補の一人DF西久保は「経験はあるのでチャンスがあれば生かしたい」とやる気十分だ。 堅守を誇るG大阪から3点奪ったのは大きな収穫だ。3点ともMFクルークスの右クロスが起点となった。5月3日の横浜Mとの前回対戦でゴールを決めたFWペイショットは「彼のクロスは質が高い。これからも武器になる」。6月26日の東京V戦以来得点がないが、長身を生かしゴールにたたき込むイメージを膨らませる。 10日の明大との練習試合では、MF藤川が2得点、MF金子もスルーパスでアシストをマーク。控え組もメンバー入りへ猛アピールした。金子は「個人の力を最大限に還元し勝つためのプレーをする」と献身を誓う。