「2年連続4冠、そしてドラフト1位へ」青学大152キロ右腕・中西聖輝「全力で磨きたい」
昨年、史上5校目となる大学4冠を達成した東都大学リーグの青学大が5日、神奈川・相模原市の同大グラウンドで始動した。 今年のドラフト上位候補に挙がる最速152キロ右腕、中西聖輝投手(3年=智弁和歌山)が、今年にかける覚悟を明かした。「2年連続4冠は簡単なことじゃないのは強く感じている。また素晴らしいものだというのもわかっている。全員一丸となってもう1度、そこに向けて進んでいきたい」と、大きな高みを示した。「もちろんドラフト1位に向けて全力でできる限りのことをやって、悔いのないようドラフトの日を迎えたい」と、力を込めた。 昨秋リーグ戦では最優秀投手にベストナインを獲得。大学4冠に導く活躍をみせた。「でも、まだまだ上がある」と、課題に挙げるのは真っすぐの質と力だ。「ピンチの時にまっすぐを自信を持って投げて圧倒できるように。全力でこの冬磨きたい」。春に向け下半身のウエートを中心にトレーニング。投球フォームの安定さ、再現性を高めていく。「1試合を通して崩れない強い体を求めていきたいと思います」と、レベルアップをはかる。 「チームの成績も、自分の成績も。どちらもいい結果を出せるように努力していきたい」。道は険しくとも、この3年間で、それを乗り越えるたくましさを蓄えた。笑顔で最高の1年にする。