ボロボロのドアミラー、分解掃除のすゝめ【作業のポイントは塗装クリア層の処理にあり!】
STEP4:劣化したクリア層を水研ぎして削り落とす
◆#600の耐水ペーパーで水研ぎして劣化したクリア層を削り落とす。 ◆劣化によるシワはベースの赤色塗装面まで達しており、削り落としていったら地肌が露出してしまった。 ◆ここまで処理してしまうと、下地から作り直す必要がある。カバー全体を軽く水研ぎして、足付けを行うことに。
STEP5:カバー以外のパーツをマスキングする
◆カバーに引っ掛かったままのハーネスにマスキングテープを貼ってカバーする。 ◆小ぶりのダンボール箱を用意してカバー以外のフレームとミラー台座を収め、箱上端にマスキングシートを貼り付ける。 ◆シートを広げてダンボール箱上面を隙間なく塞ぎ、バタつかないようテープで固定する。 ◆ダンボール箱上面にカバーを置いて準備完了。
STEP6:下地塗料を塗布して表面を平らに均す
◆樹脂の地肌の露出部分には、塗料の密着を高めるバンパープライマーを塗布する。 ◆地肌が露出した面にバンパープライマーを均等に塗布し、そのまま15分程度、十分乾燥させる。 ◆全体に「プラサフ」を均等に吹き付ける。なお、赤色の発色をよくするため「ホワイトプラサフ」を利用した。 ◆「プラサフ」を数回に分けて吹き付け、ムラなく均等に塗り上げる。 ◆完全に乾燥(最低1時間)してから、#1000前後の耐水ペーパーで研磨して平らに均せば下地は完成だ。
STEP7:いよいよカラースプレーで本塗装を行う
◆まず全体に均等に、うっすらと色をのせる。 ◆15分ほど放置し、乾燥した頃合いを見計らって2回目を塗布。塗料が付着した面がムラなく濡れた感じになるまで塗り込む。この際、一気に厚塗りすると塗料が垂れてしまうので注意! 濡れた感じになったら休止して乾燥を最低でも3~4回繰り返して徐々に色をのせていく。
STEP8:クリアを上塗りして艶と耐久性を高める
◆ソリッドはキッチリ塗り込めばクリアを上塗りせずともある程度艶は出るが、クリアを塗布すれば艶と耐久性が格段に向上する。 ◆カラースプレーによる本塗装と同様、濡れた感じになったら休止して乾燥の繰り返しで、除々に塗膜を厚くする。 ◆3~4回塗り重ねたら最低でも一晩、よく乾燥させる。そして、元通り組み上げる。