【楽天】村林一輝、憧れ藤田一也氏の背番号継承「6番と言えば村林と」3100万増5800万円
3つのハッピーが重なった。楽天村林一輝内野手(27)が3日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3100万円増の年俸5800万円で更改。藤平の2550万円増を上回り、昇給額は3日時点でチームトップとなった。今季は正遊撃手として自己最多の139試合に出場。球団から活躍が評価され、尊敬する藤田一也氏も背負った背番号6を来季から継承することが決まった。 「『6番と言えば村林』というくらい印象づけて、ファンの皆さんに愛されるというか、より応援してもらえる選手になりたいと思います」 入団時から9シーズン背負った背番号66にも愛着はあった。ただ、昨年の契約更改の場で今季活躍したあかつきには「6」への変更を検討してほしいと球団に要望していた。「藤田さんにも報告させていただいて喜んでいただきましたし、自主トレでもお世話になっている(ソフトバンク)今宮さんも6番。2人とも、すごくうれしそうで、僕としてもうれしかったですし、より一層やらなきゃいけないなという思いです」と力を込めた。 来季の目標には「全試合出場」を掲げた。もちろん「ショートで」と言い切った。ドラフト1位の明大・宗山塁内野手(21)とポジションを争うが「同じチームに入ってきたのは何かの縁。僕も学べるところはあると思うので、自分のレベルアップに生かそうかなと思います」と切磋琢磨(せっさたくま)する。 プライベートでは、7月に2歳年上の一般女性と結婚したことを公表。「たくさんサポートしてもらって、野球に取り組める環境を用意してくれて、すごく感謝しています」。好きな手料理は「ハンバーグかな」と笑顔で明かし、「奥さんのためにというのもありますけど、東北のファンの皆さんを喜ばせたいと強く思っています」。公私とも充実の村林が、さらなる活躍を誓った。(金額は推定)