ダニエル太郎、世界11位チチパスに善戦もストレートで敗れ初戦敗退[ウィンブルドン]【テニス】
ダニエル太郎、チチパスに敗れウィンブルドン初勝利ならず
現地7月2日、「ウィンブルドン(イギリス・ロンドン)男子シングルス1回戦が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク84位)は、第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同11位)に6-7(5)、4-6、5-7で敗れ、6度目の挑戦も初戦突破とはならなかった。 【画像】錦織圭ら日本人男子3名が出場「ウィンブルドン」男子シングルス組み合わせ 今年1月のATP250オークランドで5年8ヵ月ぶりのツアー決勝進出を果たしている31歳のダニエルは、その後なかなか勝ち星を積み重ねることができずにグラスコート・シーズンへ。 今大会の前哨戦ATP500ロンドンで予選を突破したものの1回戦敗退。続く「マヨルカ選手権」(スペイン・マヨルカ/ATP250)でも初戦敗退となり、3年連続6度目の「ウィンブルドン」を迎えた。 対するは、自己最高ランク3位のチチパス。今年4月のATPマスターズ1000モンテカルロでタイトルを手にするなどクレーコート・シーズンで好成績を残した。「ウィンブルドン」は4年連続7度目。2018年、2023年の4回戦が最高成績となっている。 ウィンブルドンで初勝利を狙うダニエルは、テンポ良くサービスゲームをキープするチチパスを相手に、積極的に攻撃を仕掛けて対抗していく。第4ゲームで先にリードを許したものの、気落ちすることなく食らいついてリターンをしっかり返球。第7ゲームでブレークバックし、タイブレークに持ち込んだ。だが、先に2本のミニブレークを許して、一歩及ばず6-7(5)で第1セットを落とす。 続く第2セットも第3ゲームでブレークを許して追いかける展開に。サービスゲームでは苦しみながらキープを続けたが、チチパスのサーブを崩すことができずに4-6。第3セットもしぶとくキープを続けたものの、チチパスからブレークできないままセット終盤に力尽きて5-7とストレートで敗れた。 3年連続で初戦を突破したチチパスは、エミル・ルースブオリ(フィンランド/同87位)とマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同96位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部