【MLB】フィリーズからFAの右腕ホフマン メッツ移籍で先発転向のホームズと同規模の契約を希望か 米報道
今オフは先発投手市場が比較的早く動いたのに対し、救援投手市場にはまだ有力な選手が多く残っている。フィリーズからFAとなった右腕ジェフ・ホフマンもその1人だ。しかし、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ホフマンは救援投手としてだけでなく、先発投手としても関心を集めているという。今オフはヤンキースの抑えとして活躍したクレイ・ホームズがメッツと3年3800万ドルの契約を結んだが、ホフマンも先発転向を視野に入れ、同規模の契約を希望しているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在31歳のホフマンは2014年ドラフト全体9位でブルージェイズから指名を受けた元トップ・プロスペクト。先発投手としては大成できなかったが、リリーフ転向に活路を見出し、フィリーズとマイナー契約を結んだ2023年は54試合に登板して5勝2敗1セーブ、11ホールド、防御率2.41とブレイク。昨季はさらに成績を伸ばし、68試合で3勝3敗10セーブ、21ホールド、防御率2.17とキャリアハイのシーズンを過ごした。 今オフはホームズがメッツと3年3800万ドルで契約しただけでなく、昨季リリーフ転向後に好投したマイケル・ソロカも先発候補としてナショナルズと1年900万ドルで契約。近年はメジャー全体でもセス・ルーゴ、マイケル・キング、ギャレット・クローシェなど、リリーフから先発への転向の成功例が目立っており、先発投手の価格が高騰するなかで、救援投手を先発候補として獲得するケースも徐々に増えている。米メディア「ジ・アスレチック」でフィリーズを担当するマット・ゲルブ記者によると、ホフマンもその流れに乗り、ホームズと同規模の契約を希望しているようだ。 もちろん救援投手としてのホフマンへの評価も高く、今オフのFA市場ではパドレスからFAとなったタナー・スコットに次ぐ存在と目されていた。ホフマンは最終的に先発投手として契約を結ぶのか、それとも今季以降も引き続き救援投手として活躍するのか、今後の動向が注目される。