F1での2年目を終え成長を実感するピアストリ。一方で将来のタイトル争いに向け「もう少しまとめることが必要」と認める
マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2025年にタイトルを争うために必要としている道具は揃っていると考えていることを明かした。 【写真】2024年F1第24戦アブダビGP コンストラクターズタイトル獲得を祝うマクラーレン ピアストリは、1998年以来となるマクラーレンのコンストラクターズタイトル獲得に貢献してチーム代表のアンドレア・ステラから称賛されたが、この若きオーストラリア人ドライバーは、2024年シーズン中にランド・ノリスに予選で大きく水をあけられたこともあり、特に予選ではもっとよい結果を出せたはずだと感じていた。予選では、ピアストリはノリスに4回しか勝てず、同じマシンで後方からスタートしたため、チームメイトよりも明らかに不利になった。 それでもピアストリは、2年目のF1シーズンで大きく進歩したと信じており、次のように語った。 「僕は予選、レースペース、他のトップドライバーたちとの競争など、すべての分野で大きく前進した。もちろんタイヤマネジメントの習得は、最も明白に進歩した分野だ。1年目のシーズンでは、その分野でランドに遅れをとっていたことはわかっていた」 ピアストリは、シーズン序盤からすぐノリスと対等に戦えるだけの適切なツールをすべて備えていると確信しているが、2024年にチームメイトがしたようにタイトル争いに加わるためには、さらなる一貫性を必要としている。だからこそピアストリは、「今は、ある日には必要なツールがほぼすべて揃っていると感じる段階に達している。ただ、思うようにまとめられていないだけだ。2023年には、必要なツールが全部揃っていなかったように感じる。いくつかは持っていたけれど、まだ足りないものもあった」と考えている。 ピアストリは2024年シーズンについて、「すべてではないにしても、もっと多くのことができるのは間違いない。それがレースペースや予選、または他のドライバーとのレースであれ、いくつかよい瞬間を一部の分野で見せられたと感じている。全体的には満足している」と擁護した。 タイトルを争うためには、グランプリの週末ごとに最高のパフォーマンスを発揮しなければならないことを当然理解しているからこそ、ピアストリは次のように認めている。 「すべてのことをもう少しまとめる必要があるだろう。いったん先頭に立つと、集団の少し後ろにいるときよりも、完璧に対処できないことにさらされる。でも僕が必要としているあらゆるツールが揃っていると感じている。いつでも使えるようにしておけばいいだけだ」 [オートスポーツweb 2025年01月09日]