【第3回WUBS】高麗大学校(韓国)は日韓大学王者対決の借りを返せるか【リバイバル記事】【バスケ】
☆韓国のバスケットボール 韓国のバスケットボールは日本にとって長年のライバルであり、同時に親密な友好関係をはぐくんできた“球友”だ。男子のプロリーグKBLは1990年代半ばからの歴史があるが、近年はBリーグとの交流や、両国トップリーグを代表するクラブが東アジアスーパーリーグに参戦していることなどから、日本でもそれまで以上に多くのファンが注目する状況となっている。 代表チームは昨夏のワールドカップに向けた予選段階で失格となり、現在FIBAランキング50位とやや低迷期。ただし男子日本代表は、ワールドカップ本番前に行った韓国遠征で黒星を喫している。どんな状況化であっても両国の対抗心は旺盛で、毎度どちらが勝つかわからない緊迫感に包まれる。 大学バスケットボールは韓国大学バスケットボール連盟が運営するUリーグを土台に強化・普及を進めている。現在の加盟大学は1部に12チーム、2部に7チームの計19チーム。歴史的にはここで紹介している高麗大と、そのライバルである延世大が伝統的二大強豪と呼ぶべき輝かしい歴史を持っている。 特に日本の大学バスケットボール界との交流に言及する上では、李 相佰(イ・サンベク)という人物に触れないわけにはいかない。日本では「リソウハク」という呼び方で広く知られているこの人物は、1920年代に早稲田大に留学してバスケットボール部で活躍し、後年まで両国における競技の普及と発展に大きく寄与した。毎年両国の大学生同士が対戦する「李相佰盃日・韓大学代表バスケットボール競技大会」は、もちろんかの偉人の功績を称える大会だ。2024年の李相佰盃は日本での開催となり、2024年5月17日(金)~19日(日)の3日間、国立代々木競技場 第二体育館で開催される。WUBSにも参加する高麗大の選手も韓国代表としてプレーすることになりそうだ。
特に日本の大学バスケットボール界との交流に言及する上では、李 相佰(イ・サンベク)という人物に触れないわけにはいかない。日本では「リソウハク」という呼び方で広く知られているこの人物は、1920年代に早稲田大に留学してバスケットボール部で活躍し、後年まで両国における競技の普及と発展に大きく寄与した。毎年両国の大学生同士が対戦する「李相佰盃日・韓大学代表バスケットボール競技大会」は、もちろんかの偉人の功績を称える大会だ。2024年の李相佰盃は日本での開催となり、2024年5月17日(金)~19日(日)の3日間、国立代々木競技場 第二体育館で開催される。WUBSにも参加する高麗大の選手も韓国代表としてプレーすることになりそうだ。 ☆高麗大学校とは 韓国の首都ソウルにある高麗大学校は、韓国で五指に入る名門総合大学だ。学力的にトップレベルであるだけではなく、多くの授業が英語で行われており、国際性を大きな特徴の一つとしている。 特に直近2年間(2022~23年)はUリーグ連覇を達成しており、韓国の大学界最強の地位を揺るがぬものにしている。
柴田健/月刊バスケットボールWEB