33歳・ロシア人インフルエンサーが発信するフィットネスの魅力 「筋トレが人生のどん底から救ってくれました」
「筋トレが人生のどん底から救ってくれました」 10月20日(日)に開催された『ベストボディ・ジャパン首都圏大会』のロビーでケイト(33)さんに筋トレのきっかけを聞くとこう答えた。 【写真】ケイトさんの美しい曲線ボディ
ロシア人のケイトさんは5歳のころに『セーラームーン』に熱中し、日本語を勉強し始めた。 「両親は日本語ではなく、中国語を勉強しなさいと強く勧めてきましたが、私は日本が大好きだったのでずっと勉強してきました」 ロシアの高校を卒業すると日本に留学。難波の語学学校での勉強を経て、現在は日本でマーケティングの仕事の傍らでインフルエンサーとして活動するが、昨年は特に上手くいかないことが続いていたそうだ。 「今までの人生で一番つらい時期を経験しました。毎日のようにベロベロになるまでお酒を飲んでいて、鏡に映る自分が嫌で嫌で仕方がなかった。そんなときにベストボディ・ジャパンのことを知って、私も目標を持って頑張りたいと思うようになりました」 モデルとして活動していたのでスタイルには自信があったが、コンテストは初めての経験。しかし、生活を一変させてボディメイクに注力したことで結果は本人の想定を上回った。 「デビュー戦は5位。そこから新潟大会でグランプリを獲りました。モデル部門はスリムなボディが求められるから自分に合っているけれど、筋トレが大好きなのでベストボディ部門のようなメリハリのある身体を目指しているので、ずっとベストボディ部門に出場しています」 毎日お酒を飲む生活から筋トレを取り入れた生活に移行するのは簡単なことではないだろう。ケイトさんがすんなりと移行できた理由はどこにあるのか。 「ベストボディ・ジャパンのステージに立ちたいという目標を持ったことと、自分に合ったコンテストを見つけたことでモチベーションが保てたこと。そして応援してくれる友人たちがそばにいたことが頑張れた要因です」 ベストボディ・ジャパンはボディコンテストだが、バキバキの腹筋、いわゆるボディビルダーのような筋量は求められない。それよりも健康的でしなやかな身体が評価される。さらに年齢別、体型別にクラスが分かれているので、同世代の同じような体型の選手で審査されるので、無理なボディメイクは必要とされないことも特徴だ。
「大会で出会った40代の女性たちがとてもきれいで、私もその方々のような40代になりたいと思って、今はとても充実しています。どん底のような生活から救ってくれた筋トレの魅力を私は伝えたいです。ロシア人でみんなと明らかに違って目立つと思います。その分、SNSなどで日本の皆さんに向けてフィットネスの素晴らしさを伝えていきたいです」
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢