【第3回WUBS】高麗大学校(韓国)は日韓大学王者対決の借りを返せるか【リバイバル記事】【バスケ】
昨年の大会で最も安定感のあるパフォーマンスを披露していたのは、新キャプテンのキム テフンだった。平均8.7得点、3P成功率40.0%という数字は驚くべきとまではいわないが、3試合を通じてコートに立つ時間も長く並の少ないプレーが光った。逆に、出場機会が試合によって変動したものの“大活躍”と呼べる活躍で爪痕を残したのはムン ヨヒョン(東海大戦で18得点、3リバウンド、2アシストに1スティール)とキム ドエン(G/183cm=最終日のシドニー大戦で20得点、8リバウンド、4アシスト、1スティール、1ブロック)だった。ムン ヨヒョンはFIBA U19ワールドカップ2023でも大会全体の13位となる平均14.1得点に4.9アシストを記録したガードで、今後の韓国男子バスケットボール界を展望する上でも注目株と言えるプレーヤーだ。
サイズ的にはヨー ミンス(F/202cm)、ヤン ジューン(C/200cm)、そして新顔でU19韓国代表のリー ドヨン(C/200cm)と200cm越えのタレントが3人。また、シューター陣では身長193cmのキム ジョンヒュン ダニエルや、高校時代に韓国同世代では最高のシューターと呼ばれるほど注目を浴びた身長190cmのシム ジョーイォンという楽しみなタレントも名を連ねている。戦力のバランスが良く、現に進行中のUリーグでも結果を出しているだけに、第3回WUBSで来日する高麗大は昨年以上に脅威を感じさせるチームだ。 今夏の大会で、高麗大と白鷗大の日韓王者対決が実現するかどうかはまだわからない。しかしそんな機会があるとすれば、何回戦であれ、最終登録メンバーがどんな顔ぶれであれ、高麗大は2年連続で悔しい思いをしたくはないだろう。昨年の7位から一つでも高く順位を上げるための奮闘はもちろん、そんなドラマにも注目してみると、第3回WUBSがいっそう見応えのある大会として楽しめる違いない。