祝福のシャワーは“拒否” 岩田寛は自身初の年間2勝を控えめに喜ぶ
夏場の不振を乗り越え、シーズン終了間際にタイトルを勝ち取った。「ゴルフがうまくいかないと、“陰”になっちゃう。部屋から出たくないし、誰ともしゃべりたくなくなる…」という負のスパイラルが年に一度はやってくる。それを10月「ZOZOチャンピオンシップ」期間中に「下に“もぐってしまう”のを、もうやめよう」と断ち切った甲斐があった。 賞金ランキング4位に浮上し、史上最年長での賞金王初戴冠の可能性(43歳305日で、藤田寛之の43歳169日を更新)を持って、次週の「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりCC)に向かえる。威勢のいい言葉を待つ誘いには乗らない。「あんまり、やること変わらないんですよ。僕のままで行きます」 (高知県芸西村/桂川洋一)