「ベッドで寝たの、いつが最後だっけ…」長男の夜泣きで眠れない日々。息子と私だけポツンと取り残されたような孤独感も【「よなきごや」著者インタビュー】
「よなきごや」を読んで、「子育ては大変だねえ」とつぶやく小6の長男
――2人の子どもたちは、かねもとさんのまんがを読んでいますか。 かねもと 実は、私が「かねもと」という名前でまんがを描いていることを、ちゃんと話してはいないんです。といっても、上の子はもう、うすうすわかっているようですが。 うちの本棚に普通に置いてあるので、下の子もまんがは読んでいて、「お母さんの描く絵に似てるね~」って。「そうだね」って答えてますけど、ほぼバレバレだと思います。 ――お母さんが描いたまんがだと理解して読んでいる息子さんの感想は? かねもと 小6男子が興味を持つようなテーマじゃないと思うんですけど、「よなきごや」を結構真剣に読んでいて、読み終わると「子育ては大変だねえ」って。だれのせいで大変だったんだ!って突っ込みたくなりましたが、息子なりに感じることはあるみたいです。 息子が頻繁に夜泣きをしていたころは、これが一生続くんじゃないかとか、こんなに寝なくてこの子の脳は大丈夫なのかとか、すごくネガティブになっていました。でも、いつの間にかひと晩通して寝てくれるようになったし、息子の脳に異常は見当たらず、ちゃんと大きくなっています。 夜泣きはいつかきっと終わるけれど、つらいときは我慢しないで、パパやまわりの人に助けてもらってほしいです。そして、夜泣きでボロボロになっている仲間はまわりにたくさんいるってことを思い出すと、ちょっとだけラクになるかなと思います。 お話/かねもとさん 画像提供/マイナビ子育て 取材・文/東裕美、たまひよONLINE編集部 かねもとさんの子育てでの夜泣き経験がベースになって生まれた、まんが「よなきごや」。子どもの夜泣きがつらいとき、ちょっとしたすき間時間があったら読んでみてください。ほっと一息つけるかもしれません。
かねもとさん
PROFILE 東北在住の2児の母。著書にNHK総合テレビ「よるドラ」でドラマ化された『伝説のお母さん』のほか、『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(以上、KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽいフルver.』(小学館)など。 ●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。 ●記事の内容は2024年6月の情報であり、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部