RIZIN初参戦となるマニー・パッキャオ

「超RIZIN.3」（7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の前々日インタビューが7月26日、都内で開催された。 　RIZIN初参戦となるプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ（フィリピン）が勝利への絶対的な自信を見せた。 　パッキャオはRIZINスタンディングバウト特別ルールで安保瑠輝也（MFL team CLUB es）と対戦する。 　パッキャオは現在の心境について「気持ちは素晴らしいです。戦う準備ができていて、試合を楽しみにしています。この機会を与えてくれた神に感謝し、RIZINにもこの機会を与えていただき感謝しています」と穏やかな表情で語った。 　安保の印象と試合展開については「いい試合ができればと思いますしファンの皆さんに喜んでもらえる試合がしたい。安保選手はボクシング経験が少ないことは分かっていますが、MMAの経験豊富でしょうからいい試合ができると思います」、安保の過去のどの試合を見たかについては「対戦相手の名前は思い出せませんが、そのなかで彼のスタイルは研究しました。キックボクシングの試合です」と語った。

ライオンがお気に入り？

　安保は1カ月前は体重が82kgあり、リカバリーの際にはかなりの体格差になるのだが「自分より大きい選手と試合をしてきて慣れているので、心配していません」、18センチの身長差については「体重さえ守ってくれれば身長差は問題視していません」とさらり。「計量で69キロを守ってくれさえすれば、特に心配はないです」と語り、リカバリーリミットが設けられていないことにも「全然不安はない」としてうえで「試合の日はヘビー級でもかまいません」と続けた。 　 　またパッキャオほどの王者相手に安保のようにボクシングのトレーニング歴が4年ほどの選手が3R持つ可能性を問われた際には「それなりに、相当の努力はしてきてもらわないとダメ」と語ったうえで「そういう選手相手にファンを楽しませる試合を心がけたいと思います」と続けた。 　その「楽しませる試合」については「私としては常に予言や予測はなく、ファンのためにベストを尽くしたいと思っている次第です」と前日の公開練習時の会見同様、具体的なKOタイムなどを示すことはなかった。