かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文6)信頼回復に専念したい
再発防止策を打つのに専念したい
腹案は幾つかございますけれども、今の段階でなかなかやりにくいなと感じております。まずこの問題をしっかり、年内に特別調査委員会の結論が出てくる、金融庁さんの検査も終わるということでございますから、ここをしっかり見届けて、根本原因をしっかり洗い出して再発防止策を打つというのにまず専念したいと思います。 だからひそかに、ひそかにと言うと変だな、やるべきことははっきりしておりますので、成長戦略に資する諸施策を、実は今回の事件が起きる前からいろいろ仕込み案件がございましたので、それをしっかりと時期が来たらば出していきたいと考えてございます。 司会:よろしいでしょうか。では真ん中のブロックの前から5番目の方。その方の後ろ。
違反者への処分は?
日本金融通信社:日本金融通信社の【ゴカン 01:46:19】と申します。今後の調査のところなんですけれども、不適切な事案についてお客さんの声で今、確認した状態だと思うんですけれども、今後、募集人にヒアリングする中で、募集人との声が違っていた場合はどのように対処していくんでしょうか。また、保険業法違反と社内ルール違反、それぞれあると思うんですけど、それぞれの違反者にはどのように処分をしていくんでしょうか。 あともう1点、すいません。横山社長が今、フロントラインセッションで現場との対話を進めていると思うんですけれども、従前から現場の声に耳を傾けてきたとおっしゃっていた中で、実際にフロントラインセッションで今回、回ってみて、今までの認識とのギャップなどはありましたでしょうか。 植平:これまでもそうですけれども、苦情等を含めてお客さまからの声を受け止めて、募集上の問題があれば募集人のヒアリング、あるいは募集時のいろんな状況等の確認、そうしたものを含めて、必要な処分、その結果が出れば必要な処分を行っていくというような流れになります。処分も当然ながら、かんぽ生命側として委託契約を交わしているわれわれと郵便さんとの関係でいいますと、募集人の資格の剥奪等の処分が考えられますし、合わせて日本郵便さんの中での人事上の処分というものも、量刑の内容によっては行われるということになります。どうしていくかっていうことについていえば、これまでもそうですし、これからも一定のルール、判断基準の中で対処を行っていくということであります。 横山:フロントラインセッションでございますが、すでに4回行ってきたわけであります。従来の組合のJP労組等の皆さんから率直な声は私どもも聞いておったわけでありますけれども、今回やって、そこには上がらない、例えば自分の郵便局の抱える問題等々についての声が率直に私の耳に入ったということが特筆されることだというふうに思っております。その場で、2時間とか2時間半の中で20名弱の方の質問ではありますが、それ以外の方からも手紙、その場に置いておりますペーパーでご意見を伺っておりますので、これに対しては真摯に対応をしてまいっているところでございます。