かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文6)信頼回復に専念したい
経営を続けると株価に影響するのでは?
ダイヤモンド社:すいません、ちょっと2点目なんですが、関連してなんですけど、今回、6000件を超える法令違反または社内ルール違反の疑いのある件数というので出てきていますけれども、今後膨らむと思うんですが、これだけの件数の不正やルール違反を見過ごしてきた、これまで。反省されてるっていうことなんですけど、それを見過ごしてきた経営陣の方々が今後も経営を続けるっていうことになると、株価にかなり大きな影響があるんじゃないかと、重しになるんじゃないかというふうに思いますが。 長門:どこに重しになるんでしょう。 ダイヤモンド社:株価の重しになるかと思い。 長門:株価。
経営責任をどう考えているのか
ダイヤモンド社:はい。日本郵政も今、1000円切っていますし。今後、復興財源にもなってますけども、郵政株っていうのは。めどとなる1132円を下回って推移している中で、延々、長門さんをはじめ今の首脳陣の方々がおられると株の売り出しができないんじゃないかっていうふうな懸念がありますが、そういう意味で経営責任っていうのを改めてどうお考えなのかっていうのをちょっとお聞かせください。 長門:株価が落ちて、一度も財務省理財局さんは、第3次売り出しの準備をするために引受証券会社の選定をしたいといって選定をされて以降、いつどのぐらい、どのぐらいって理論的にはもう残っている部分の全部ですから、持ち株比率を57から33%にするっていうことなんでしょうけれども、それについて公表はされていらっしゃいませんけども、報道で8月にもあるかもしれない、9月にもあるかもしれないといわれていたのが、この株価ではしんどいよねという状況が今あると思っています。決めるのがお国でございますので、われわれが決める話ではございませんけれども、予定していたかもしれない第3次売り出しが、われわれのこのあまり、この株価では十分、売上代金を獲得できないというような事態にしてしまったのは大変に申し訳ないという責任を感じております。 なるべく早期に、株価ばかりはわれわれ自身が直接働き掛けることができませんけれども、きっちりと株価にも反映されるような業績が出てくるように、取りあえずはこのマイナスのほうのかんぽ問題を克服して、できうれば、決して矛盾しませんので、同時に、ちょっと甘い言葉かもしれませんけれども、成長戦略に資するような具体的なアクションを、手を打っていって、われわれが直にコントロールできる問題ではありませんけれども、なんとか株価のほうについても情報、圧力が働くように頑張っていくというのがわれわれの今の務めと考えてございます。 司会:よろしいでしょうか。まだどなたもご質問されていない社からいらっしゃってる方、いらっしゃいますでしょうか。じゃあ廊下側で今、前から3番目ですかね。