かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文6)信頼回復に専念したい
顧客の声と募集人の声に相違があった場合は?
日本金融通信社:すいません、1問目なんですけど、顧客の声と募集人の声というか、言っていることに相違があった場合は、誰がどのように実際に不適切だったかどうかっていうのを判断、どのような方法で誰が判断することになるんでしょうか。 植平:これまでもそうですけれども、われわれかんぽ生命のコンプライアンス部門、それから日本郵便のコンプライアンスをつかさどる部門がございます。そこでお客さまのお話と、それから募集人がどう対応したかというお話をきちんと公平にお聞きした上で、総合的に判断をしていくということになります。 日本金融通信社:じゃあ、あくまでヒアリングベースっていうことになるんですよね。 植平:状況証拠だとか、一部証拠があれば、もちろんそれに基づいても対処するということになります。 日本金融通信社:ありがとうございます。 司会:まだどなたも質問されてない社からお願いできますか。じゃあ一番前の列の水色のシャツの方。
営業を再開しようとしたのはなぜか
東洋経済新報社:東洋経済の佃です。横山社長に伺いたいのですが、8月30日のリリースを出した時点で、支障のない範囲内での通常営業再開を決定したということなのですが、これを、そもそも営業再開をしようとしたのはなぜかというのと、それを決定したのはどなたの決定なんでしょうか。そこを確認させてください。 横山:その時点で営業再開を決めたときは、考えましたときには、研修を徹底する、それから再発防止策を作って徹底していくということ、それから特定事案の調査のお客さまのレターを出し終わるという観点で、その段階でお客さま対応に支障のない範囲で段階的にという形での再開を考えておりました。 その時点での考え方とすれば、例えば郵便局の窓口におきまして声掛けをするとか、そういう形のやり方でできるのではないかということでございましたけれども、冒頭に申し上げましたとおり、3つの点、それからお客さま、そしてこの皆さんの声等々も真摯に考えた上での今回の判断を変えたということでございます。そして誰がというのは、当然、グループとして決めたものであります。 東洋経済新報社:再開した理由を聞いているのであって、こういったことをやっていけば段階的に再開できるだろうという話を聞いているのではないのですが、なぜ再開したのかという、その理由、再開できる、再開しようというふうに考えたのかっていう理由と、あと、反対意見がなかったのかっていうことをまずいったん確認させてください。 横山:再開できると考えた理由も今申し上げたようなことで、幾つかの施策を取っていくことで再発はしないだろうということを含めてそういう判断、総合的な判断の下で10月1日にはできるのではないかというようなことを考えた次第であります。 東洋経済新報社:反対意見がなかったのかということと、今回の営業再開延期をどなたが決定したのかということを確認させてください。 横山:グループで、3社の社長で当然、議論をして決めたことであります。この時点では再発防止の徹底等によりまして、段階的な再開というのは可能ではないかと。ただ、段階的な形というのが、もうちょっと時間を見てどういうふうにするかという議論はしなければいけないというふうに考えておりました。そういったことでございます。 【書き起こし】かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見 全文7へ続く