かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文6)信頼回復に専念したい
先細りになる可能性が出てくるのでは?
テレビ東京:テレビ東京の滝田ですけれども、お伺いしたい点がございます。今、責任の問題について長門さんのほうから、要はなんでこんなことが起こってしまったのかということをはっきりさせて、しかも顧客、お客さんに対する不利益を解消していくということを重要な、責任を果たしていく上でのメルクマールというのか、その目途としてお挙げになったと思うんですけれども、その一方で、今、最後におっしゃった、ビジネスですからなんらかの格好での成長戦略というのを打ち出せない状況が続くと、じり貧、先細りになってしまう可能性が出てくると思うんですね。そこについてのお話を1個お伺いしたいのが1点であります。 それと関連してお伺いしたいんですけれども、いわば起こしてしまった問題に対するけじめがきちっとついた段階で、ちょっとストレートにお伺いしますが、今の職に恋々としておられるわけではないというようなお考えも含めてお持ちなのかどうか、そこをお伺いしたいと思います。 長門:後者のほうは、今はしっかりと本件について、本件って、いわゆるかんぽ問題についてはしっかりと、お客さまの不利益を早期に解消する。本当にこれは残念なんですけれども、このようなことが二度と起きないような再発防止策を打っていく。もちろん時間は掛かりますけれども、お客さまの信頼を回復できるようにやっていくと。これに専念してまいりたいと思っております。 1点目ですけれども、おっしゃるとおりで、経営ですからいろんな種目があって、これはたまたまとっても大事な、現在とても大事なお客さまからの信頼を大きく失うような大変な不祥事でございますので、これをしっかり回復するというのが当面の大優先事項でございますけれども、これに矛盾しない範囲で、われわれはただでさえ郵便業務を持っていて、どんどん量ベースで落ちていくことがもう半ば宿命付けられている会社、グループでございますので、これを打ち返すような策とか経営政策を打っていかなければ決して成長企業の仲間入りができない宿命を持っておりますので、これを打っていかなければいけないと思っております。