祖母は「仏壇には生花を供えるべき」と譲りません。造花のほうが、節約にもなるし毎日取り換える必要がないのでよいと思うのですが…
毎日仏壇に花を生けている場合、お花代が高くつくのではと心配になる方もいるでしょう。また生花と造花では、どのくらい価格の差があるのか気になるものです。 本記事では、生花と造花のおおよその価格相場や造花に対する考え方、特別な日の仏花の選び方などを紹介します。 ▼亡くなった母が私名義で「500万円」を遺してくれていた! 名義は自分でも「相続税」はかかる?
仏壇に生ける生花と造花の価格相場
仏花は一般的に、500~1000円程度で売られており、お盆・お彼岸時期などは高めに価格設定されます。 また、造花では500~2000円ほどで販売されているようです。生花と造花で価格に大きな差はありませんが、造花であれば毎日取り換える必要がなく、日持ちする点から生花よりもコスパがよいといえるでしょう。 毎日仏壇に生花を生けるよりも、造花を利用したほうが節約できると考える人も多くいます。なお、造花は100均でも購入が可能です。 ■造花に対する意見は人それぞれ 仏花として造花をお供えしてもよいか、悩む方もいるかもしれません。造花を利用するかどうかは意見が分かれるため、仏壇にお参りする人のなかに造花をよく思わない人がいる場合は注意が必要です。 しかし、仏花に厳密なルールはなく造花の利用も禁止されているわけではありません。周囲の人々が気にしないのであれば、造花をお供えしても問題ないでしょう。 造花は枯れる心配がないため、長い間仏壇を鮮やかに彩ってくれるメリットがあります。また、お手入れの負担が減るのも魅力の一つです。僧侶も造花を否定しない人が多く、造花のお供えは問題ないといえます。 ただし、前述したとおり、造花に対して否定的な人が周囲にいる場合は注意が必要です。その場合は、家族など周囲にしっかり確認をして、了承を得たうえで造花をお供えするとよいでしょう。 造花は美しい状態を長く楽しめますが、生花にも自然ならではの美しさや質感があります。法要などで訪問者を迎えるときには生花をお供えし、数日間自宅を空ける際には造花を生けるなどのシーンに合わせた使い分けがおすすめです。