「ビットコイン企業」メタプラネットの株主にアダム・バック氏:CEOがXで発表
ビットコイン(BTC)保有戦略を進める日本企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEOは11月12日、Xの自身のアカウントで、ブロックストリーム(Blockstream)CEOのアダム・バック(Adam Back)氏が同社の株主となったことを発表した。 ゲロヴィッチCEOは投稿の中でバック氏について、ビットコインのホワイトペーパーで引用されているProof-of-Work(PoW)システム「ハッシュキャッシュ(Hashcash)」の開発者として紹介している。保有株式数など具体的な出資条件については明らかにされていない。 同社は8日、発行可能株式総数を6500万株から1億4500万株へ拡大する定款変更案と、資本金を約57億5400万円から1円に減少させる議案を12月13日開催予定の臨時株主総会に付議すると発表した。株式は発表直後にストップ安を記録。同社は11日に株主向けQ&Aを公表した。 発行可能株式総数の拡大については、今後のビットコイン購入戦略に向けた資金調達の準備と説明。現在の発行済株式数約3627万株に対し、法令上限の4倍となる1億4500万株を新たな上限として設定するとしている。 資本金の1円への減少については、資本金1億円以下の企業に適用される税制上の恩恵を受けることを目的と説明。同社は過去数年にわたり同様の施策を実施しており、今回の減資も純資産額に影響を与えない帳簿上の処理であると答えている。 |文:栃山直樹|画像:メタプラネット公式ウェブサイトから(キャプチャ)
CoinDesk Japan 編集部