「新卒の給料は19万」元消防士が語る厳しい懐事情。転職するにも「他の職業で活かせるスキルがない」
退職金は2000万円超え。家や車のローンも通りやすいが…
一方、消防士として働く上での大きな魅力として「約2000万円の退職金」と「社会的な信頼度」がある。 退職金は退職理由や勤続年数、退職時の給与などによって決まる。Aさんの上司たちは、定年退職でほとんど2000万円以上を受け取っていたという。公務員という信頼性のおかげで、家や車のローンも組みやすいというメリットもある。ただ、消費者金融も通りやすいので、多額の借金を抱えてしまうケースも。 「消防士の仕事はやりがいがありますが、将来の経済的な不安はつきまといます。副業に対するルールが少しでも柔軟になれば、モチベーションを保って働けるかもしれませんね」とAさんは語った。 <取材・文/橋本岬> 【橋本 岬】 IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです
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