ドイツの美しき歴史都市「ブレーメン」市民が考える“2038年のサステナブルな社会”とは?
ブレーメンのベトヒャー通りとシュノーア地区は、街の歴史と文化を体験するのに最適。中心にあるマルクト広場とヴェーザー川を結ぶベトヒャー通りは、14世紀に建設された労働者や商人の住む地区だったが、1920年代に地元のコーヒー商人が芸術の中心地として再開発した。著名な芸術家と協力し、通り全体をアートストリートに仕立てたのだ。レンガづくりの建物が並ぶ小径には、地元で評判のカフェやギャラリー、お土産探しにちょうどいいショップなどが並ぶ。正午から18時までの毎時0分には、30個のマイセン磁器製のチャイムが、やさしい音色を奏でる。
シュノーア地区はブレーメン最古の地区。「シュノーア(Schnoor)」は「紐」を意味し、家々がひもでつながれているように密接に並んでいることが由来だそうだ。迷路のように入り組んだ石畳の狭い路地の両側に、レンガづくりや木造の家が密集し、アトリエ、ギャラリー、ショップやカフェなどが並ぶ。日中は大勢の観光客が押し寄せるので、“映え写真”を撮るなら朝がベスト。早い時間帯には、童話の世界に迷い込んだかのような風景に出合える。 ──次回は、ブレーメンのサステナブル・スポットをお届けします── 協力:ドイツ観光局