【釣り糸革命/新製法X9】エギング用ラインの歴史を変えるバリバス新PEライン『アバニ エギング マックスパワーPE X9』
今年発売された、アバニ10×10の新シリーズ、X9。このラインのエギング用モデルを、三宅島在住のバリバススタッフの蛯子嶺樹さんが現在テストしている。このラインがこれまでとどう違い、エギングにおいてどのようなメリットがあるのか、話を聞いた。 【画像】「アバニ エギング マックスパワーPE X9」の写真ギャラリー
蛯子嶺樹(えびこ・れいじゅ)
1994年9月11日生まれ。北海道出身。東京都三宅島在住。ロックショア、エギング、ライトゲーム、ブラックバスなど、三宅島でのあらゆる釣りを楽しむ。スポンサーはバリバス、オーナーバリ、ネイチャーボーイズ
三宅島の魚の魚影に惹かれ、移住を決意
北海道出身で、道内ではロックフィッシュなどをメインに楽しんでいたという。そして18歳のときに仕事で東京に移住。伊豆の大島でショアジギをしたところブリが釣れ、ロックショアの釣りに本格的に傾倒するようになる。その後関東の離島をいろいろとまわるうちに、三宅島の魚影の濃さに魅了される。7年ほど前から三宅島に通い始め、3年前に三宅島に移住。現在は釣りユーチューバーとして三宅島での釣りやタックルレビューを発信している。 蛯子「三宅島が一番カンパチの魚影が濃かったし、とにかく魚が釣れたんです。島の人たちもよくしてくれて、すっかり三宅島に魅了されましたね。釣りを楽しんでいくうちに、分不相応ではありますが、バリバスやオーナーバリといったメーカーさんに声をかけていただくようになりました。そういったこともあり、サラリーマンを辞めて、三宅島に引っ越して、釣り一本で食べていこうと決意したんです」
バリバスの高い技術欲が生んだ9本ヨリPEライン
さて、ここからが本題。 バリバスでは新しくエギング用PEラインの発売を予定中で、実は蛯子さんもそのテストに関わっている。 蛯子「今年出た『アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9』というラインがあるんですが、これと同じ製法で作られたエギング用モデルのテストに携わっていました。X9というのは、CORE-INPUT製法という、8本ヨリのPEにコアをプラスした、9本ヨリのラインのことを指します。さらに、SP-TⅡという、樹脂膜の耐久性と低吸水性能が高いコーティングがしてあります」 蛯子「このラインの特徴としては、とても張りがあって伸びない、そして感度が高い。なので、PEラインを使用するどんな釣りにおいても大きなアドバンテージになります。これは使い始めてすぐに実感できた特徴ですね。ヨリ数が増えていることと進化したコーティングにより摩擦抵抗が減って、ガイドに当たったときの滑りも良くなっています。だから、ショアでは飛距離に繋がりますし、オフショアのバーチカルなジギングではラインをスムースに送り込んでくことができます」 そして、張りがあるという点も大きなメリットになる。 蛯子「10×10シリーズはもともと張りのあるラインなのですが、これはさらに張りが増していますね。でも、パリッとしてるとかゴワゴワしてるとかそういった感じはなく、手触りはしなやかさなんですよね。ちょうどいい張りがあるから、ライントラブルもほとんど起こらないですよ。『アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9』は0.6号からラインナップしていて、いろいろな釣りに愛用していたんです。そして、このX9のエギングモデルがいよいよ登場するという事になります」