<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>組み合わせ抽選 初戦はVS三島南 「まず一戦に集中」 /鳥取
3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が23日にオンラインで開かれ、鳥取城北は大会第2日の第2試合で、初出場で21世紀枠の三島南(静岡)と対戦することが決まった。鳥取城北は2年連続3回目の選出で、センバツ初勝利を目指す。【野原寛史】 オンラインの抽選会には、鳥取市西品治の校舎から畑中未来翔(みくと)主将(2年)が参加し、緊張した面持ちで引くくじを指定。畑中主将以外の部員には、練習後に抽選会の結果が伝えられた。 畑中主将は「三島南は投打ともにバランスの取れたチームという印象。目標は日本一だが、まず一戦一戦に集中し、日本中に勇気や元気を与えられるプレーをしたい」と意気込んだ。山木博之監督は「試合までの時間を有効に使い、相手の研究もしたい」と話した。 ◇三島南 春夏通じ初出場 1919年に創立した県立校。野球部は1921年に創部され、2021年に100周年を迎える。春夏を通じて初の甲子園で、21世紀枠で選ばれた。地域の子どもたちを対象とした野球体験会や教室を積み重ね、野球振興に貢献する。ICT(情報通信技術)を駆使するなどして練習に創意工夫を凝らし、昨秋の県大会で4強に進出した。中軸の前田銀治は力のある直球を武器に中継ぎとしても活躍。右腕の植松麟之介は制球力が持ち味だ。