専門家も思わず立ち尽くす『液状化』被害...現地調査で見えてきた要因「わずかな傾斜ある地域」が全体的に滑ったか...「均一な砂粒」も一因と分析
ただ、ここまでの被害になった理由は一つではないため、現状ではまだわからないことが多いといいます。 (京都大学防災研究所 上田恭平准教授)「場所によって、被害が起こっているところと、隣の筋だとそれほど変形していない部分もあったりするので、そこはちょっとこれから調査を本格的にしないといけない。かなり広域で被害が起こっているので、(他のチームとも)分担と言いますか、それぞれエリアを分けながら調査を続けることになるとは思っています」 気になるのは今後の安全性です。住宅に被害を受けた長原克信さん(64)は次のように話します。 (長原克信さん)「自分はやっぱり生まれてからここに住んでいますので、やっぱりここに戻ってきたいというのはありますけど。とりあえずは一回落ち着いてからまた家族で相談しながら」 しかし、上田准教授は次のように話します。 (京都大学防災研究所 上田恭平准教授)「現状でこのレベルの被害が起こっているので、(再液状化の)リスクは今後もあり得るというのはなかなか否定するのは難しい」