「ハーランドがいるときよりも、いないときの方が……」 マンCのベスト攻撃陣はどれなのか
アストン・ヴィラ戦では2列目の選手が躍動
9日に迫るレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのことも頭にあるだろう。過密日程をこなすマンチェスター・シティは、3日に行われたプレミアリーグ第31節のアストン・ヴィラ戦でFWアーリング・ハーランドとMFケビン・デ・ブライネを休ませている。 それでもMFフィル・フォーデンのハットトリックなどで4-1と快勝したのだが、注目されているのがハーランドだ。 このゲームではハーランドに代わってFWフリアン・アルバレスが最前線に入っていたが、前線に構えるタイプのハーランドとは異なり、アルバレスは自由にポジションを動かすタイプの選手でもある。 英『sky Sport』は、ハーランド不在時の方がフォーデンやベルナルド・シウバなど中盤の選手が自在に前線へ顔を出せていると主張。どちらが良いのか判断は難しいが、マンCがハーランド抜きでも戦えているのは確かだ。 「ハーランドがいるときよりも、いないときの方が1試合あたりの平均ゴール数は多い。フォーデン、ベルナルド・シウバ、リコ・ルイスらが飛び出す姿を見れば、その理由も分かってくる」 指揮官ジョゼップ・グアルディオラはバルセロナやバイエルンで偽9番なるシステムを使ってきたこともある。ハーランドの得点力が驚異的なのは確かだが、ハーランドに依存する必要もないのだ。 特にハーランドは先日のアーセナル戦で見せ場を作れず、チームもスコアレスドローで終えてしまった。試合後にはハーランドへの批判も出ており、現在ハーランドにとっては少々逆風が吹いている。 リーグ制覇、チャンピオンズリーグ制覇へハーランドの得点力が必要ではあるが、アストン・ヴィラ戦を見たサポーターはどのような前線の構成を望むだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部