300着以上→30着に減らした片づけのプロが断言「いつまでも洋服を捨てられない人の共通点」
捨てられない理由(1)高かったからもったいない
高かったモノは「損をしたくない」という思いが働き、なかなか手放せません。 私は捨て活をしている時に、2回しか着用していない結婚式用のドレスが手放せませんでした。 「買った時は3万円くらいしたので、1回の着用が1.5万円。元を取れていない……」なんてことを計算しては、とても損をした気持ちになっていました。けれど、着用してみると似合わなくなっていたので、手放したいという思いは抱いていました。 フリマアプリで出品すれば高く買い取ってもらえるかも……と思い、出品。最初は期待を込めて5000円で出品したのですが一向に売れず。どんどん安くしていって最終的には1000円にしたのですが、それでも売れず……。これ以上安くすると送料の分で損をするので、結局1000円まで値下げして、1ヵ月間売れなかったので出品を取りやめました。 自分では3万円の価値があると思っていた服は、今現在は価値がなくなっているということを思い知りました。最終的には地元のリサイクルショップに持って行ったのですが、なんと50円……(笑)。 その時は何だか悔しくて持ち帰ろうかと迷いましたが、持ち帰ってもまた捨てられなくて、見るたびにモヤモヤするし、これ以上このドレスに時間をかける方がもったいないと自分を納得させて、50円で引き取ってもらいました。 捨てられなかった私はここまでやって、ようやく自分を納得させて1枚のドレスを手放すことができました。 この経験をした後は、 ・モノは人の手に渡ると価値が下がる ・時間が経てば経つほど価値が下がっていく ・売ったりする手間や時間がもったいない と思うようになり、どんどん手放していけるようになりました。 「高かったから手放すのはもったいない」とそのまま持ち続けていても、購入時のお金は戻ってきません。 ブランド品や価値のある古着でもない限り、人の手に渡った時点で服の価値はかなり下がります。買った時点でもうもったいないことをしてしまったのです。 そういう学び代になった……と受け入れて、次の買い物に気を付けようと思うようになりました。