【バドミントン ジャパンオープン】「19オールで追いつかれてから、思い切って攻められてよかった。明日は、まず1球でも多く返したい」(田中湧士)
8月20日から25日まで開催されているダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ/SUPER750)は、8月22日、大会3日目の競技を実施。各種目の2回戦が行なわれている。男子シングルス2回戦:全奕陳(韓国)に2-0で勝利した田中湧士のコメントを紹介する。 今日は、昨日よりも風があって、最初はやりにくさがありましたし、昨日は向かって行くだけだと思っていたけど、今日は少し違う気持ちになっていた部分もあって、難しかったです。その中で追い上げられて、メンタル面では苦しかったのですが、皆さんの応援が力になりました。 19オールで追いつかれたときに、これじゃダメだと思って、ちょっと気持ちを入れるために、胸を強くたたきました。最後、思い切って攻められたのは、よかったと思います。相手が後ろを大きく使ってくる中で、つい1週間ほど前の練習が生きました。 思いきりスマッシュを打って、自分のテンポが崩れる場面が課題だと感じていて、対策をしました。しっかりと足を(落下点に)入れて、スマッシュをねらう意識は持ちながら、スマッシュだけでなく、攻めるクリアーやカットを打って相手を上下に動かす練習をしていました。 次は第1シードの石宇奇と対戦の可能性がありますが、シンプルに、1球でも多く返す。まずは、そこから。その中で、駆け引きをして、自分の持ち味を出し切って、自分が、今、世界のどの位置にいるのか、明確に見つけたいと思います。
取材・構成/平野貴也 写真/黒崎雅久