「オオタニはマラドーナとヤシンのミックス。怪物だ」50-50達成の大谷翔平をサッカー界で例えたら? 海外メディアが偉業に驚愕!「ドンナルンマが決定機なセーブを50回して50ゴールを挙げるようなもの」
「球界最高額の選手であるのには理由がある」
野球界の歴史に残る偉業は、サッカー大国でも大きな話題だ。 イタリア『ANSA』通信は9月24日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成したことについて報道。日本での人気ぶりは、かつてイタリア・セリエAでプレーしたサッカー元日本代表の中田英寿氏を彷彿させると伝えた。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショットを一挙お届け! ワールドカップ優勝4回のイタリアだが、サッカーと比べて野球は決してメジャーなスポーツではない。そのため、ANSA通信は、野球のルールを説明しつつ、「投手が好打者であることも、その逆も、なかなかないことだ」と紹介。そのうえで、「だがショウヘイ・オオタニは違う。球界最高額の選手であるのには理由があるのだ」と報じている。 さらに、同メディアは、ディエゴ・マラドーナやレフ・ヤシン、キリアン・エムバペやジャンルイジ・ドンナルンマと、サッカー界の攻守のビッグネームを引き合いに出し、大谷の偉業のすごさを伝えた。 「サッカーで言えば、ドンナルンマが決定機なセーブを50回して50得点あげるようなものだ」 「ドジャースのスターは、マラドーナとヤシン、エムバペとドンナルンマのミックス。怪物なのだ」 さらに、ANSA通信は「日本人はアメリカまで彼を見に『巡礼』するほど愛している」とし、日本での大谷人気がかつての中田氏のようだと比較。そのうえで、ドジャースはペルージャ以上に商業的アドバンテージを生かしていると続けた。 「1990年代、ペルージャのスタジアムがナカタのプレーを見るためにウンブリアまで駆けつけた日いづる国のサポーターで埋まったようだ。ルチアーノ・ガウッチ(当時のペルージャ会長)はビジネスの匂いを感じ取ったが、あまり資金化できなかった。しかし、アメリカではすでにビジネスにつなげられている。ドジャースはスタジアムで日本人ガイドのツアーを組み、様々な日本食を用意し、多くのスポンサー契約を結んだ。シーズンが終われば、野球が国民的スポーツの日本にツアーだ」 ローマでセリエA優勝に貢献した中田氏は、イタリアサッカー界に名を残した。その中田氏のようなスターであるとの紹介が、イタリアにおける大谷の偉業への敬意と言えるかもしれない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部