【死亡リスクも】心身の不調にもつながる口の衰え「オーラルフレイル」 症状に早めに気づくためのサインや改善策とは?
自分で確認できるチェック項目とは?
自分は「オーラルフレイル」なのか、簡単にできるチェックリストがあります。 ■「オーラルフレイル」チェックリスト ・自分の歯が20本未満 ・硬い食べ物が半年前に比べ食べにくい ・お茶や汁物でむせることがある ・口の渇きが気になる ・日常会話ではっきり発音できないことがある この5項目のうち2つ以上該当すると、オーラルフレイルだそうです。 MC谷原章介: この5項目の中で、該当するところなどはありますか? 風間晋解説委員: しっかり2つ以上です。「むせる」と「はっきり発音できない」なんですけど、これって個人差があるというか、これがチェックに値することなのか判断が難しいです。 岩田明子氏: 私は口の渇きがまずいですね。朝起きたときにはパキパキですので。あと、シーパップもやっているので、朝起きたとき地獄です。むせるし。歯は24本あります。 MC谷原章介: このチェックリストに該当するものが2個以上あったらどうすればいいですか? 東京大学 高齢社会総合研究機構 田中友規氏: まず1つは歯医者に行くことですね。プロの歯科衛生士などに相談をするのがいちばん大事です。あとは、ひとりで悩まないでお住まいの市区町村とかで歯科検診などにご参加いただくことが重要だと思います。 酒主義久アナウンサー: 自治体の検診ではどんなことをするのか?全国の市町村で初めて検診を行った歯科医院を取材しました。 神奈川県海老名市にある「ユーカリ歯科医院」。今、「オーラルフレイル健診」を受ける人が増えているといいます。 受診したのは、76歳の女性。5秒間、同じ音を出す検査などを行います。 歯科衛生士「スタート!」 受診した女性「タタタタタ…」 歯科衛生士「31回」 5秒間で31回、「タ」を発音できました。 女性は他にもいくつかの検査を行った結果、問題はありませんでした。 ユーカリ歯科医院 千葉容太院長: 数値化することによって、それが自覚できて数字を目標にできますので、こういう検査を受けてもらえるといいかなと思います。
オーラルフレイルが改善する方法とは?
オーラルフレイルの改善策として、以下のものがあります。 ・かみ応えのあるものを食べる ・野菜は大きく切って食べる ・よくかんで食事を味わう ・しっかり歯磨き口内を清潔に ・ブクブクうがい ・会話の回数を増やす 田中氏によると、これらを日常的にやることが大事だといいます。 酒主義久アナウンサー: 若いうちからやるのも大事なんですか? 東京大学 高齢社会総合研究機構 田中友規氏: 間違いないと思います。年のせいだと思いがちな「オーラルフレイル」ですけど、早めに気づいて対策すれば予防や改善ができるものですので、早めの予防をお願いします。 (『めざまし8』2024年9月12日放送)
めざまし8