「いつも」「みんな」はパワハラ?【ビジネスマナー】使ってはいけないNGワード
注意したい口癖言葉5選
パワハラのNGワードの引き金になりかねない、気をつけたい口癖言葉についてご紹介をします。つい言ってしまいがちな言葉のため、今一度確認をしてみましょう。 1. 「いつも」 「いつも」という言葉は、具体的にいつを指しているのか曖昧なため避けた方がよい言葉です。実際には2、3回程度の場合でも「いつも」と発言してしまうのは部下から反感を買う可能性があるため控えましょう。 2. 「絶対」 「絶対に」と断言してしまう言葉は避けましょう。絶対と言い切れる可能性がある根拠があるのであれば言ってもいいかもしれませんが、1%でも違う可能性があるのであれば控えた方がよい言葉です。 3. 「何もできない」 「何も」という言葉は全てを指します。現在や未来において全てできないと捉えられてしまう可能性があるため、「今できなくても、未来はできる可能性が残されている」と思い、否定ではなく肯定の言葉を話しかけましょう。 4. 「普通するよね」 価値観は人それぞれのため、何が普通か抽象的な言葉となってしまいます。また、見下しているような言葉になるため控えましょう。偏見や先入観を排除して、冷静に現実を見つめる視点を養うことが大切です。 5. 「みんな」 その時の「みんな」は、誰のことを指しているのでしょうか?「みんなって誰」と部下の反感を買うことにつながりかねないためやめましょう。また、他人と比べる発言は否定されていると感じ、部下のやる気を損ねてしまう可能性があるため気をつけましょう。
おわりに
無意識に言ってしまった言葉が、相手を深く傷つけてしまうことがあります。指導は感情的にならず、具体的にどうしたらいいかを伝えるようにしましょう。何がパワハラに当たるのか、日頃の言動に問題がないかを今一度確認をしてみましょう。自分の発する言葉に責任をもち、お互いに尊重しあえる関係の構築を心がけることが大切です。 <筆者情報> ライター:能美黎子 大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。 今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©kabu/Adobe Stock
能美黎子