「趣味がない人」は仕事もできない…優秀な人ほど有給消化率が20%も高く多趣味である納得の理由
■趣味で「右脳」を刺激することで、人生は2倍も3倍も豊かになる 現在の私は、当時の私が知ったら仰天するほどの「多趣味人間」になっています。 衝撃のハーレー体験をしたことで、日本に帰ってからオートバイの大型免許を取得して、休日にはハーレーでツーリングを楽しんでいます。 トライアスロンを始めて大会に参加したり、日本人選手の活躍を応援するために、イギリスやスペインにサッカー観戦に行くこともあります。 日常的には、ロードバイクに乗って近所の道を走ったり、行く先々の土地で書店巡りをすることも、私の大切な趣味となっています。 2024年の4月からは、京都芸術大学の3年生となり、二度目の大学生活をスタートさせました。 私は京都大学で大学院生を教えていますが、京都芸術大では学生になって、アート学科の映像コースで学んでいます。 オンライン授業がメインですが、年齢が二回り以上も違う学生たちと一緒に勉強するのは新たな刺激になっています。 仕事では、ロジカル思考をする「左脳」ばかり使っていますから、日常的に使うことのない感性とかアートを司る「右脳」を刺激することによって、脳の働きが活発化することを期待しているのです。 こうした新たなチャレンジによって、私の人生は2倍も3倍も豊かになり、働きがいも同じレベルでアップしたと感じています。 ■働きがいや生きがいは休みのときに感じられる マイクロソフトのアクティブに休日を楽しむエグゼクティブの姿を見て、当時の私は、「働きがいとか、生きがいというのは、仕事をしているときではなく、休みのときに感じるものかもしれない……」と考えました。 現在の私は、もう少し正確に表現することができます。 「働きがいとか、生きがいというのは、仕事をしているときではなく、休みのときに趣味を満喫することで感じるものなのです」 現代のビジネスでは、最初から成功を目指さず、「行動実験」を繰り返すことが結果的に成功に近づきます。 学びを積み重ねていくことが成果を出すための最適解となっており、趣味についても同じことがいえます。 「自分には趣味がない」と感じているならば、新たなチャレンジを開始することが大切です。 さまざまな行動実験を繰り返すことによって、自分が納得できる趣味を引き寄せることができます。 そのプロセスもまた、あなたの人生を豊かにしてくれるものだと思います。