政策か協調か、バラエティに富む候補者たちのリーダー論 選挙で問われる知事の資質
今回の兵庫県知事選では、県政に対する信頼を取り戻し県政をどう立て直すか、知事にふさわしい資質の持ち主は誰なのか、ということが最大の争点となるだろう。
政策推進のために、いかに風通しの良い環境を築いていけるかという点がリーダーとして必要な資質の一つだ。県職員や県民、県議会と対話をしながら政策を推し進めることが重要で、政策推進力と対話力のバランスが大事になってくる。
また、兵庫県民約530万人の暮らしと命を守り、職責の重みを踏まえて業務にあたれるかという点も重要だと考えられる。
今回の知事選は、これまでの斎藤県政の評価にも重きが置かれることになると思うが、地域ごとのさまざまな課題についてどう考えているのかなども含めて、幅広い視点で候補者を見ていく必要がある。
混乱した県政を建て直し、今後、重大な問題が発生した際にも県のリーダーとして適切に対応できる人、県民が自分たちの生活を託せる人は誰なのか。候補者の資質を見極めて投票することが重要だ。(喜田あゆみ、安田麻姫)