鹿児島県知事選 争点 どうする人口減少・子ども医療費の窓口負担…候補者の主張は?
南日本放送
投開票日まであと5日となった鹿児島県知事選挙。ニューズナウでは、知事選のおもな争点について、候補者の主張をシリーズでお伝えします。 知事選に立候補しているのは届け出順に、新人で元自民党県議の米丸麻希子さん、新人で元看護師の樋之口里花さん、現職で2期目を目指す塩田康一さんの3人で、いずれも無所属です。 1回目のテーマは「人口減少対策と子育て支援」です。 (有識者) 「少子化の貴重は全く変わっていない。楽観視できる状況はない」 今年4月、有識者グループが示した「将来、消滅する可能性がある」自治体。日本全体の4割を超える744の自治体が対象となり、県内でも全43市町村のうち、15の市町村が対象となりました。 鹿児島県の人口を示したグラフです。昭和30年=1955年の204万4000人をピークに減少。この70年近くでおよそ50万人減少しました。 急速に進む少子高齢化。食い止める手立てについて、候補者は? (米丸麻希子候補) 「鹿児島で産んで良かったね、育てて良かったねって、社会に貢献できる子どもたちを育てていきたい。賃金や収入が全国平均と比べても低い、若者は給料の高いところに流れていくと思う。何とか賃金を上げていく手段を考えたい」 (樋之口里花候補) 「障害の有無・性別や年齢にかかわらず、安心して子どもをもつ選択肢ができる環境にないことが一番の原因だと考えている。県独自の給付型奨学金制度を作るとか、不登校の子どもたちの居場所を作るとか。若い人たちがこの社会で生きていきたいと思う社会をつくること、これが一番大事だと思っている」 (塩田康一候補) 「一概にこれが原因ということではないと思うが、その中の一つには経済的な部分があるのではないかと思っている。そうした意味では、稼ぐ力の向上を図っていくことが必要だと思うし、それぞれのライフステージごとの課題があるので、複合的な、総合的な対策が必要だと思っている」 人口減少を食い止める上で課題の1つが、子育て支援の充実です。子育て中のみなさんは、どんな支援を求めているのでしょうか?