金メダルを目指すバレーボール男子は7月27日にドイツと初戦、女子は7月28日のポーランド戦に注目!──パリ2024オリンピック特集「注目競技見どころ解説・バレーボール編」
石川祐希、西田有志、髙橋藍らを中心に金メダルを狙うバレーボール男子は7月27日にドイツと初戦。女子は7月28日のポーランド戦を皮切りに、12年ぶりのメダル獲得を目指す! 【写真を見る】西田有志&古賀紗理那は「夫妻メダル」を目指す!
注目カード
バレーボール男子:7月27日(土)日本対ドイツ 放送予定:日本テレビ(16:00) バレーボール女子:7月28日(日)日本対ポーランド 放送予定:テレビ東京(20:00)
女子は12年ぶりのメダル獲得が目標
1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得し、東洋の魔女として世界を驚かせたバレーボール女子日本代表。バレーボールを国内の人気競技に押し上げたが、1984年のロサンゼルス大会での銅メダルを最後にオリンピックでは勝てない時代が続いた。 しかし、2012年のロンドン大会では28年ぶりに銅メダルを獲得するなど光明も見えたが、前回の21年東京大会では1勝4敗。25年ぶりに1次リーグ敗退という屈辱を味わった。そこでチーム再建の白羽が立ったのが、ロンドン大会で「IDバレー」を駆使してチームを32年ぶりとなるメダル獲得に導いた名将、眞鍋政義だった。 6月まで開催されていたネーションズリーグ(VNL)では決勝で世界ランキング1位のイタリアに敗れたものの、2014年のワールドグランプリ(現VNL)の銀以来、10年ぶりのメダルを掴むなど、現在はパリ本番に向け、調子は上昇傾向にある。 世界ランキング7位の日本は、7月28日のポーランド戦を皮切りに、8月1日にブラジル、同3日にケニアに挑む。ポーランドは過去64年の東京五輪、68年のメキシコ五輪で連続銅メダルを獲得している古豪で、近年では22年に世界選手権7位、23年のVNLで3位に入るなど世界トップレベルに返り咲いている。2m3cmの大型アタッカー・スティシアクをいかに封じるかが勝利のポイントになりそうだ。 世界ランク2位のブラジルにはVNL準決勝で勝利しているが、パリの1次リーグで最大の敵になることは間違いない。絶対的エースで主将も務めるガビはスイングスピードが速く対策は必須。彼女を止めなければ、打倒ブラジルはなし得ないだろう。 日本は今大会で引退を表明しているキャプテンの古賀紗理那と世界最高峰・セリエAで武者修行を経験した石川真佑のダブルエースを中心に得点を重ねていく。海外勢に比べると身長が低いからこそ、厳しいコースにスパイクを打ち分けるなど、オフェンスの工夫は必須だ。 もう1つ、表彰台への鍵を握るのが守備。生命線は守備職人、小島満菜美、福留慧美。ディフェンスからリズムを作り、ロンドン大会以来12年ぶりのメダル獲得を目指す。
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