「脳の老化」は30代から始まる? 若々しい脳でいるための秘訣とは
何もしない時間こそ、脳が活性化する
「“ボーッとしている時間があると脳は働かなくなるんじゃないの?”と思うかもしれませんが、実はそれは半分正解で、半分間違いです。リラックスする時間のなかで、なにもしていない時間に、実は脳が最も活性化していることがわかっています。運動をしているときよりも、計算しているときよりも、活性化しています。しかも特定の部分だけではなく、脳全体が活性化しているのです」 大切なのは“心がゆったりしていて、難しいことを考えていない状態”。要は、“休息していると自分が認識している時間”こそが大切なのだそう。たとえば、入浴してボーッとしたり、カフェで何もせず時の流れに身を任せているとき。その瞬間、脳はごちゃごちゃした状態を整理しているのだ。いくら忙しくても、リラックスする時間、休む時間を設けることは脳にとって必要なこと。その時間をつくることで、脳のストレスを下げるだけでなく、認知機能が上がるというメリットも。